ブログ

このブログの目的(活用指針)

愛知県を中心に活動しています。元研修講師の肩書ももつ産業医の杉浦です。 産業医の選任(専任)に関するお問い合わせはこちら↓

2021年2月8日更新

Twitterで先輩産業医をフォローしたり、ベテラン産業保健職さんをフォローしたり・・・産業医科大学主催の研修会に参加したり・・・

すごいなー。
すごいなー。

自分は全然だめだなぁと反省するばかり。

産業医活動って、先輩産業医について学べればラッキーだけと、ひとりで悩んでいる先生多いと思う。

たまたま人の紹介で企業さん紹介してもらえて、嘱託契約したけれど今のところ活躍できることといえば、健診結果見て、医師として保健指導したり、結果の説明したり・・・・

それくらいしか役に立てていない・・・・

企業の担当者さんからは、
「前に契約していた先生は、健診後の呼び出しもしてなかったですよ。こういうことをしてくれるだけでも助かっていますよ!」

なーんて言ってもらえますが、

・もっと企業の役に立ちたい
・直接的ではなくても、企業の利益につながるような活動したい
・臨床的なことではなく産業医として役に立ちたい
・「職場巡視で現場を見ることは産業医の基本だ!」と偉そうにいいたい!
(今のところ、何を見ていいのかよくわかっていない)

と悩み、もんもんとしていました。

で、同じように悩んでいる先生と繋がって情報交換したいし、職場での改善事例とかも話あいたいし、僕が学んだことでお役に立てることがあればと思い、このブログを書いています。

立派なこと書こうとすると調べるのに時間かかるし、そんな立派なことも言えません。

だから、文体、情報・知識(たまに間違っているかもしれないのでご指摘ください!)も、あまり気にせずにとにかくスピード重視でこのブログを書こうと思っています。

どうぞ、間違っていることがありましたらご指摘ください!!!

2020年12月追記
1年くらい産業医(嘱託・・)やってきて、少しずつ職場巡視の大切さがわかってきました。

最初は職場見学しているだけの感じでした。

そりゃね、「その作業姿勢よくないよ」とか、そういったことはさすがに気づくし、指摘もします。
でも・・・
こんなこと医師でなくても気づくことだし、「いいのかなぁ~こんなんで!」と思っていました。

なんか悶々としていましたね。

でも、最近は職場をさぁ~~と見ても回るのではなく、ひとつひとつの職場を丁寧に見て、時には労働者さんから話を聞いたり、時にはどう改善したらいいかを一緒に考えたり、そういったことができるようになってきた気がします。

正直、1年近くは「こんなんでいいのかなぁ~」「役立ててるのかなぁ」と泣きそうになっていましたが、職場の事がわかってくるうちに、医師として産業医として役立てることがあるって少しずつ分かってきました。

大切なのは、現場の人に声をかけて話を聞くこと(作業や作業環境について教えてもらうこと)、職場の人を巻き込んで一緒に考えること。

そういったことができるようになってきた気がします。

正直、産業医という仕事が楽しくなってきました。

2021年2月8日追記
そういえば、産業医科大学主催の首都圏プレミアムセミナーのひとつ、弾丸セミナーに参加しました。
ものすごく大雑把な感想ですが、めちゃ勉強になりました。

知識面でいうと、労働安全衛生法の改正内容とか、最近のトピックとかメインでしたので、労働衛生のしおりを見れば載っています。
(夏期集中講座でもらいましたが、しばらく使っていませんでした。今は使い方がわかり、大活躍です!)

一番役に立ったのはオンライン飲み会です。

教科書的なことではなく、実際の話を聞けたのでイメージがわきました。

そう、イメージが湧くって勉強する上でとても大切だと思います。

正直、『産業医の職務Q&A』確か、労働衛生コンサルタントをとるなら必須と言われる本)とか、『ストラテジーシリーズ』とか、どれだけ読んでもイメージが湧かなかったんですよね。

「巡視は五感をフルに働かせて」と書いてあっても、全然イメージが湧かない・・・

夏期集中講座でも、一番役に立ったのは体験談みたいな話でした。
(だって、知識は本に書いてあるし・・・)

『親子で楽しむ学び方』によると、勉強がうまくいかない理由は・・・

1:実物が手元にない
カブトムシについての詳しい話を読むよりも、実物を見たほうが早いですよね。

職場巡視も同じで、5感を働かせて巡視している場面を実際にOJTなどで見られたほうが早いと思います。

2:階段の飛びこし
基礎的なことから少しずつ段階を追って成長していくのがいいと思います。

いきなり『5感を働かせて巡視しましょう』と言われても、それはある程度慣れた先生だからできることなのじゃないかなーと思います。

1年前の自分にアドバイスするとしたら・・・

・まずは健診結果を見る事
・腰痛、肩こりなどの症状がある人(化学物質を使っているなら、異常値がある人)をピックアップ
・その人の職場を見たいと衛生管理者さんに頼む
・肩こりや腰痛などの症状を切り口に、実際の作業を見せてくださいと頼む
「どんな仕事してるんですか?実際に働いているところを見せてもらえませんか?」
・そこから発展して、仕事内容について質問する
「どうしてこの溶剤使っているのですか?この溶剤のどういう特徴が製造で役に立っているのですか?」などを教えてもらう

まず、労働者さんと話すきっかけを作ること

これが第一段階と答えると思います。
(間違っていたらご指摘ください!!)

教科書的に言えば、職場巡視の年間計画を立てて・・・・なーーんて話になるのでしょうが、
まずは、
・現場の人と話をするきっかけを作る
・仕事の事を教えてもらう
・作業を見ていれば、においもするし、不良姿勢に気づくこともあるだろうし
そうやって五感の使い方を学ぶのがいいのかなーって。

つまり、産業医になりたての頃は、
抽象的なことではなくて、超具体的にイメージできるような最初の一歩、次の一歩を知る事が大切だと思います。

あっ、だいぶ脱線しましたが・・・

勉強がうまくいかない理由3
言葉の意味が理解できていない、言葉の意味を誤解している

です。

産業衛生ででてくる言葉って難しいと感じます。
(まあ、医学用語も難しいですが・・・)
そもそも、「産業衛生って何?」「衛生って何?? 掃除? 清潔にすること?」
「職業性疾病と職業病と業務上疾病って一緒?違うの?」ってところで躓いたりしていました。

臨床医学の言葉は調べることができますが、産業衛生で使われる言葉ってそもそもの言葉の定義がわからないことが時々あります。

で、僕が産業医として苦労していることの言い訳をしたわけですが、

・より具体的にイメージできる話
・言葉の定義
・まず最初にやることは?

などの話を、僕の経験談をもとに、ブログに書こうと思っています。

コメント欄や問い合わせなどを活用していただき、同じように悩んでいる産業医の先生、産業保健に係る方たちと繋がれると嬉しいです。

繰り返しになりますが、このブログは産業医に必要な最新の知見・法改正の情報などを書くことが目的ではありません。
泥臭く、時には間違っているかもしれないことを書きながらも、同じように悩んでいる人と繋がるために書いております。

産業医の選任(専任)に関するお問い合わせはこちら↓

関連記事

  1. 自然の中でのエクササイズとメンタルヘルス不調の予防
  2. 新型抗うつ薬と認知行動療法についての研修
  3. 日本医師会認定産業医の資格取得(認定)方法
  4. 産業衛生学会全国協議会 札幌
  5. 治療と仕事の両立支援:両立支援の事例発表を聞いてきました。
  6. 定期健康診断と特定健康診査・特定保健指導について
  7. テレワークプラン??
  8. 産業医学基礎研修会 夏期集中講座(三日目)2019年7月31日

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

産業医大お勧め書籍


使える! 健康教育・労働衛生教育55選
その他、産業医科大学推薦のお勧め書籍は
お勧め書籍
PAGE TOP