愛知県を中心に産業医活動をしている杉浦です。
1923年9月1日に関東大震災が起きたことから、毎年9月1日は防災の日です。
また、8月30日~9月5日が防災週間となります。
毎年訪れるこのような機会を利用し、年間計画に入れて災害に備えた対策ができているか見直す(PDCA)時期にしましょう!と産業医先で提案しています。
例えば・・・
・消化器の周りに物が置かれていないか?
・消化器の位置を非難マップに掲載されているか?
・火事が起こりやすい場所はないか(水場近くのコンセント、火を扱う場所、薬品庫)
・社員は消火器の位置を正しく思い出すことができるか
・いざ避難する時に階段で転倒・転落が起きないように普段から手すりを使って昇降するようにしているか
・会社の近くの避難所の場所は周知されているか
・会社にAEDが設置されているか
・AEDの場所は周知されているか
・AEDがいつでも使えるよう定期的にトレーニング計画を組んでいるか
・会社にAEDがない場合、取りに行く場所は決めているか
などなど。
防災の日の職場巡視
8月後半から9月前半にかけて産業医訪問した事業所様の職場巡視では、AEDが設置されているか、設置されているとしたら、どこにあるか、その場所を社員は把握しているか(繰り返し周知されているか、新入社員研修でも周知されているか)、設置されているものは未就学児対応のものか、いざと言う時に使えるようにトレーニングしているか、もし社内にAEDがないとしたらどこに取りに行くか、、、などを確認しました。
安全衛生委員会にて
産業医杉浦「ビルに入ったら人が倒れていて、心肺停止の状態です。さてこのビルのエントランス近くにAEDはありますか?」
「・・・・」
実際は、エントランスに置いてありました。
毎日通っているところでも、以外と人は見ていません。
ですから、防災週間を利用して確認が必要です。
産業医杉浦「では、通勤経路のどこかにAEDはありますか?、探してみてくださいね」
そういう目で眺めてみると、「通勤経路のあそこにも、ここにもAEDがあるな」と気づくことができます。
AEDが置いてあるコンビニも多いですよね。
また、このような掲示の仕方は大変わかりやすいですね。
避難所があと何m先にあるのか、わかりやすくそして大きく表示されています。
何度も通っているはずの道でも、防災を意識してみると気づくことが多いですね。
AEDが必要な時というのは、一刻一秒が大切ですからどこにあるのかが具体的に表示されている必要があります。
その意味で、このような掲示は大変よいと思いました。
あなたの会社では、すぐに、どこに向かって走ったらよいかわかりやすく掲示されていますか?
せっかくAEDが設置されているのに、いざという時に確実に使えないのであれば意味がありません。
ここにもコストが発生していますから、あるならば使えるようにしておくことが大切だと思います。
これは働き方改革に対する考え方でも一緒で、新たにDx推進をしたり制度を作るのではなく、まずは今あるものが有効に使えているのか、無駄になっていないかを考えることが大切だと思います。
AEDについては、この先生の記事も参考にされてください。
産業医 杉浦
追伸
新幹線車内にもAEDがどこにあるのかいたるところに表示されています。
新幹線に良く乗る方は、どこに表示されているか思い出すことができますか?
もしも「えっ?どこに表示されているの?」と思われたなら、今後注意してみてください。
ほんと、いたるところに表示されています。
どこに表示されているかというと・・・
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みつけましたか?
社員の健康管理やこのような安全・防災意識の仕組化そして法的な対応を含めてメンタルヘルス対応経験豊富な産業医を希望されますか?
希望される場合はお問合せください。
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