3月25~26と名古屋で開催された産業ストレス学会でたくさん学んできました。
学会風景写真
ぼかしばかりですいません、、、
学会は学びたい内容が多すぎて、どの会場に参加するかいつも迷います。
夜は現地で名刺交換させていただいた東京からいらしていた先生と晩御飯へ。
産業医を始めたばかりということで、自分なりにこれまでに失敗から学んできたことや産業医業務の進め方や、おすすめの学び方などをお伝えしました。
運転禁止薬と通勤時の自動車運転について
メンタルヘルス不調で運転禁止薬を飲んでいる方に自動車運転を許可するかどうかは悩ましいところですね。
警察によると自動車事故を起こした方のうち運転禁止薬を飲んでいる人は案外多いそうで、できれば運転禁止薬を飲んでいる時は自動車運転を避けて欲しいという気持ちがあるようです。
でも実際は仕事でどうしても運転しなければならない事もありますし、公共交通機関を使うと通勤に時間がかかりすぎてしまい、(往復で4時間かかる人もいました!)時間外労働をすると睡眠時間が確保できなくなることもあります。
また、運転禁止薬はメンタル系の薬だけではなく花粉症の薬だって薬の添付文書を読むと、運転を制限しなければならない場合もあります。
安全上のリスクをどこまでさげるかはいつも悩むところですね。
産業医の先生によっては運転禁止薬を飲んでいたら「業務に係る(通勤も)運転禁止!」と厳しいことを言う先生もいるようです。
しかし、薬による眠気には個人差がありますし、長く服用していると慣れてきて眠気や薬による集中力の低下が少なくなってくることもあります。
会社としっかりと話し合いをして、対応を決める必要がありますね。
産業医 杉浦