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一日の終わりに飲むお酒がとびっきりおいしくなる話

「3日前、何していたか覚えていますか?」

たった3日前のことでも、何していたか聞かれると覚えていない

あるいは、特別な用事でもなければ、

「仕事していました。」と答える人が多いのではないでしょうか?

これは年齢とともに記憶力が衰えてきているとかそういう話ではなく、

日々、同じことの繰り返し
刺激が少ない日々の繰り返し

が原因なのでは?

と思っています。

今日、仕事を終えてタクシーに乗りながらふと思ったんです。

この運転手さん、きっと毎日同じことの繰り返しでつまらない人生送ってるんだろうな
と。

実に失礼な話ですね。

タクシー運転手という仕事を否定しているわけではないのです。

仕事を終えて疲れた体を休めようとタクシーでうとうとしようとしたのですが、あまりにも運転がひどすぎて(必要ないところで何度もブレーキを踏む)休むことができなかったんです。

それで、この運転手さんに腹が立ち、変なことを思ってしまいました。

そして、思いました。

●●すれば、仕事を終えて家に帰りソファーに腰かけておいしいお酒を飲めるのになと。

大阪で出会ったタクシー運転手さんの話

もう強烈にその運転手さんのこと覚えています。

乗り込むなり、こう言われました。

「僕ね、レースやってたんですよ。お客さんどこ行くの? 何時に着けばいい?」

「●●時にXXまで」

「それなら、あの道だな。お客さん見ててよ、あの信号ね、もうすぐ変わるから。だからね、この道通らないとだめだよ。あの信号でつかまるってわかるから、この道通るの」

と。

その運転手さんはどの道を通っていくと、どの信号に捕まるのか?
どの道を通れば信号に捕まらずに行けるのかをだいたい把握しているとのことでした。

そして、夕方混雑している大阪の街を走ったにも関わらず、見事に時間通りに着いてくれました。

この運転手さんは、自分のことをただ目的地まで連れていくタクシー運転手だなんて思っていないのでしょうね。

信号を知り尽くし予想を超えてはるかに早く着く運転手

として、日々タクシーの仕事をしているかもしれません。

何がいいたいかというと、

目的・目標を持って生きることって大事じゃないですかね?

と言いたいのです。

いつもだと疲れてしまうけれど、せめて一週間に一度くらいは、

今日は●●として仕事をする
今日は●●になりきったつもりで仕事をする

今日仕事を終えた時には、●●という気分を味わえているような仕事をする

って、決めて仕事したら面白いんじゃないかと。

そうしたら、先週1週間の事を聞かれた時に、

「水曜日面白いことがあってね・・・」といつもとは違った経験をし、だからこそ刺激があり、記憶に残る日にちが生まれるんじゃないかと。

毎日お客さんを乗せて目的地に連れていくだけではなくて、一週間に一度くらいは、

「今日はお客さんに名古屋の知られざる魅力を伝える運転手になる」

なーんて決めたりして。

そうしたら、おいしい酒が飲めるんじゃないかと。

そう思った次第であります。

人生楽しまなきゃそんそん。
僕たちは幸せになるために生まれてきたんだから

そして、人生を楽しいと思えるかつまらないと思えるかは自分次第。

なんて、思っています。

産業医 杉浦

いや、一週間に一度は大変かもな・・・
まずは月に一度くらいからなら・・・