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産業医科大学 首都圏プレミアムセミナーに参加してやはり楽しかったという話

2019年9月7,8と産業医科大学主催の首都圏プレミアムセミナーに参加してきました。

首都圏プレミアムセミナーとは、これから本格的に産業医活動をするドクター、すでに産業医として活動されているドクターに人気(満足度90%以上)の講座です。

そこで学んだこと、参加されていた先生、講師の先生と話をしていて学んだこと・気づいたことなどを備忘録として書いておきます。

プレミアムセミナーに参加しようかどうか迷っている先生、これから産業医取得を考えている先生のお役に立てる記事になれば幸いです。

職場巡視を実際に体験できる講座

今回受講したのは、産業医未取得~産業医活動をはじめて数年、労働衛生コンサルタント取得を視野にいれている人を対象とした講座です。

講座名は
『職場巡視と事例検討で学ぶ明日から使える産業医4STEP実技コース』です。

講座内容

・イオン、製鉄工場の職場巡視
・イオン、製鉄工場の巡視をし巡視して気づいたこと(すばらしいと思った点、対応が不十分な有害要因など)をグループでまとめ、発表
・産業医としての立場から事業者に納得していただけるプレゼン

職場巡視は都道府県医師会主催の産業医向け研修でも体験できますが、産業医科大学の先生方はインストラクショナルデザインを学ばれているため、より学び・気づきが深くなるような講座設計になっていることを期待して参加しました。

ひとこと
首都圏プレミアムセミナーの発起人の柴田喜幸先生は、『産業保健スタッフのための教え方26の鉄則』⇒26の鉄則へのAmazonリンクの著者でもあるため、講座デザインについても講師目線からも学べますし、講義の学びが深いものになるよう設計されています。
といっても、昼食後はさすがに眠そうにしている先生方がいましたが(僕もウトウト・・・)

明日から学べる産業医4STEPとは?

講師の先生曰く、この4STEPについては講義を通して自ら気づいて欲しいとおっしゃっていたため、ここに書くことはできません。
STEP1だけお伝えすると、当然・・・・

まずは職場巡視(STEP1 職場巡視による課題把握)です。

講師の先生方が産業医に必須とおっしゃっていた書籍

・『労働衛生のしおり』⇒Amazonへのリンク

・『嘱託産業医のためのQ&A』⇒Amazonへのリンク

・『産業医の職務Q&A』⇒Amazonへのリンク⇒Amazonへのリンク

・『写真で見る職場巡視のポイント』⇒Amazonへのリンク

・『健康教育・労衛生教育55選』⇒Amazonへのリンク

こちらの書籍は忙しいドクターが労働衛生委員会などで何かレクチャーを頼まれた時にすぐ使えるパワポスライドが収録されていますが、大変人気の本のため、どんどん価格が高くなっています。
産業医として活動するのなら今のうちに購入されることをお勧めします。

研修後に講師の先生方を囲んで懇親会

産業医大の先生、統括産業医をされている先生、産業医経験豊富な先生、これから産業医活動にも力を入れていく先生方からたくさんお話をお伺いしました。

産業医の仕事をどのようにしていただくか?
労働衛生コンサルタントは取得したほうがいいか?
これまでの産業医経験で経験したこと

などなど、実践経験豊富な先生方からお話をお伺いできました。

産業医の仕事をどのようにして見つけるか?

産業医報酬は、どのようにして仕事をいただいたか?によってかなりバラつきがあるようでした。

産業医大出身の先生であれば、先輩の引継ぎや産業医大からの紹介で大手の仕事を紹介いただけると思いますが、そうではない先生は、どのようにしていいかわからないようでした。

・大学や医局の先輩からの紹介
・医師会からの紹介
・医師のアルバイト紹介会社の紹介

などがあると思いますが・・・

先輩からの紹介
⇒いつ紹介があるのかわからない

医師会やアルバイト紹介会社からの紹介
⇒多くの先生が応募している中、面接で受かるかどうかわからない

ようです。

僕は一時期、医師を辞め企業研修、コンサルティングなどをしていたこともあり、別ルートから仕事をいただくほうがいいと思っています。

その方が、まっとうな報酬をいただけますし、こちらの動き方次第で仕事がやってくるからです。

例えば、社労士事務所のコネクションを作るのもいいと思います。
社労士は年金・労務に関わっているため、「産業医の先生いい人いない?」と顧問先企業から相談されることた多いそうです。

また、いわゆる士業の人たちは横のつながり・交流が盛んなため「産業医の仕事があれば、紹介してください」と伝えておくことで、他の社労士事務所の人を紹介してくれることもあると思います。

その時に必要なのが人間力だと思います。

ただ一方的に「仕事をください」ではなく、こちらがまず相手のためにできることをする。
これは、ビジネスの世界では当たり前のことだと思いますが、医療業界、特にドクターとなると人に頭を下げる、報酬抜きにして人に貢献することが苦手な人もいると思います。

まずは、与えること。
そこから道は開けると思います。

つづく

産業医 杉浦

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