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産業医取得までの流れ(産業医科大学 産業医学基礎研修会集中講座編)

この記事では、産業医を取得するまでの流れや産業医を取得した時のことなどについてまとめています。

産業医取得方法

産業医を取得するためには、産業医科大学が行っている基礎研修会集中講座に出席するか、各地域の医師会で開催されている産業医研修会に必要単位数参加する必要があります。
まずは、短期間で産業医を取得できる産業医科大学で行われているものについて紹介します。
*昔は産業医科大学構内で行われていましたが、現在は小倉駅周辺の会場で行われています
*小倉~博多間は新幹線で20分ほどですから、夜を楽しみたい先生は博多に宿泊するのもいいかもしれませんね

産業医科大学 基礎研修会集中講座

申し込み期間や申し込み方法

毎年6月頃に申し込みをスタートしています。第一クールと第2クールで計1000名の募集をしていますが、油断していると埋まってしまいますので、早めに申し込みをする必要があります。

申し込みをするためには、産業医科大学のHPに申し込みフォームがありますので、そちらから申し込んでください。

申し込みをすると開催年の4月頃に受講可能かどうかの旨がメールで届きます。受講可能だった場合は6月過ぎに受講証が申し込み時に使用した住所に送られてきます。
僕が受講した時は、その時ホテルや飛行機などのパッケージツアーの案内も送られてきましたが、現在も同様かどうかは不明です

産業医基礎研修集中講座の日程や金額

毎年7月末から8月初めころまでの期間です。金額は10万円ですが当然交通費や宿泊費が別途必要になります。
入金期限がありますし、また夏休みに重なるためホテルが取れないあるいは宿泊費が高くなる(近場の医師をのぞいて、500人近い人が小倉駅周辺に宿泊)、開催会場近くのホテルが取れない、可能性がありますので早め早めに行動した方がいいと思います。

産業医研修の講座の内容などについて

僕が受講した時は、朝8時半開始で昼食をはさみ、19時くらいまで講義が行われました。広い会場で延々と講義が続きますので、久しぶりに大学の授業を受けた気分になりますが、途中で眠くなってきます。腰も痛くなってきました(笑)

最終日のみお昼頃に終わりましたが、初日は朝早いため前泊の必要があります。

産業医研修1日目 *2009年受講時のものです
受講確認のために名簿でチェックしていただき、産業医講習会のテキストを受け取る。
当時は朝と昼食時にお茶が配られ、お昼にはお弁当がついていた。

この日は博多まで移動して、ずっと気になっていた鮨屋さんを訪問し、ベロベロになって帰宅

産業医研修2日目
長時間の講習で眠くなるかと思ったけれど、久しぶりに大学の講義を受けている気分だし、これまでに学んだ医学知識とは全く違う内容なので、好奇心を刺激されて楽しい。産業医の知識なんて学生時代に公衆衛生学で学んだくらいだったので、新鮮でした。

産業医研修3日目
今日から講習時間が19時までになるけど、実習も入ってくるのでそれはそれで楽しい。グループワークや体力測定などがあり、かなりこたえた。
僕よりも年上の先生が何気ない顔でエルゴメーターをこいでいるのを見て、運動不足を痛感した

講義を終えて小倉周辺に飲みに以降と思ったのですが、博多の鮨屋さんで聞いた情報によると、

・小倉周辺の屋台はぼったくりをするお店がある
・値段が書いてない屋台も多い

だそうなので、行くのをやめました。

産業医研修4日目、5日目
実習が終わってしまったため、また講義が続く(実習に行っているグループもあり、人数は少な目になる)。
産業医学にも少し慣れてきて、これまでに学んだ内容とかぶる部分も増えてきたので、退屈になってくる。ただ、法律の話は大変面白く、産業保健に必要な法律は、普通に病院で勤めていたらまず聞けない話なので、録音可能ならボイスレコーダーにとっておきたかった。

ここで少し休憩して小倉や博多で食べたいグルメを紹介します

1位:ごまさば
サバの刺身に特製のタレとたっぷりのゴマをつけたものです。九州は海鮮が新鮮でおいしいですね
終わり

当時小倉に行った時にすすめられたのが、ごまさばでした。あとは博多でイカを食べた記憶があります。ネットで小倉の名物を調べても、お店のランキングばかりがでてきて、なかなかいい情報にたどりつけませんでした。
小倉情報を仕入れたら、またこの記事に追加しておきます。

産業医研修6日目 最終日
最終日。飛行機に遅れてはいけないので、少し早めに講義が終了。

産業医研修会集中講義は6日間もあり、また長い日は10時間近く講義があります。うっかり前日に遊び過ぎてしまうと座っているだけとはいえ、講義がこたえるので、充分な睡眠をとって日々の受講に望んだ方がいいと思いました。

産業医研修終了後の手続き

各都道府県医師会に申請をすると、このような手帳が送られてきます。それに受講分のシールを貼って必要単位数の受講を終えると、産業医の申請をすることができます。

その後は、必要な単位数の研修を受け続けて、資格を更新していく必要がありますが(5年間で20単位以上)、僕は産業医の資格の必要性を感じていなかったため更新しませんでした。
でも、最近必要性を感じてきたので、また取得しなおす予定です。

東京で行われる産業医基礎研修集中講義

以前は短期間で産業医になるために必要な50単位をとる場合は、産業医科大学に行く必要がありました。しかし現在は東京でも行われています。
2019年(平成31年)は、1月6日~1月11日までの6日間で行われました。定員200名でしたのですぐに埋まってしまったと思われます。また金額は14万円と、九州で受講するよりも高いですね。

2020年の申し込みはまだのようです。申し込みスタートを見つけましたらこのブログでもお伝えします。

各都道府県で開かれている産業医研修会

まとまった休みを取ることが難しい先生は、各都道府県で行われている産業医研修会に参加する必要があります。
“産業医研修会 都道府県名”で検索するとみつかると思います。
ちょこちょこと出席しないといけないため、大変かもしれませんが実技研修などで実際に企業に行くことができるため、より実践的な内容を学ぶことができると思います。