*このブログの目的についてはこちらをお読みください。
発達障害を持つ方の就労について友だちから相談されたので、勉強していました。
たどりついたのが、障害者職業センター。
早速電話して、いろいろとお聞きしたのですが、無料であれこれ教えてくれるんですね。
ありがたい、ありがたい。
他にも、合理的配慮の事例集とかの存在も知りました。
こういったものを無料で利用できるなんてありがたい話です。
ほんとほんと。
で、産業医活動するにあたり迷ったり悩んだり(この法令の解釈って、これで合ってる??)することがあっても、どうしてよいかわからず悶々としていたのですが、
最近、さんぽセンターの存在を知りました。
(産業保健総合支援センター)
恥ずかしい話、どこかで名前を聞いたことはあったものの、HPを見たこともありませんでした。
まずは、恐る恐る電話しました。
「あの・・・孤独に産業医活動をしていて眠れぬ夜もあり、枕を濡らす夜もあり、日々悶々としているのですが、無料で相談に乗っていただけますか?」
「はい、もちろんです!」
「えっ、ほんとですか?たくさんわからないことばかりなのですが・・・・」
「お時間いただくかもしれませんが、専門家がアドバイスしますし、職場に訪問することも可能ですよ」
「えっ、おいくらくらいかかりますか、お高いんでしょう~~~?」
「無料ですよ」
恥ずかしい話、どうして無料なのかがよくわかっていないのですが「市役所に行くと、無料で税務相談に乗ってくれたもんな~それと一緒なのかな?」くらいの気持ちで、ラッキーと思いました。
電話で相談に乗ってもらうこともできましたが、もちろんそんな事はしません。
早速、訪問です。
研修医時代(できの悪い研修医でしたが)、先輩に言われたんです。
「血ガスとったら、自分で検査に出しに行きなさい。」
「CTやMRIのオーダーも時間があれば、自分で伝えに行きなさい」
て。
ドクター自ら持っていくことで(もちろん、どうしても行けない時は別)、そこまで緊急で検査して欲しいって伝わるから 、だそうです。
また、モニターでオーダーするだけでじゃなくて、直接顔を合わせることで人間関係も良くなると教えてもらいました。
この教えをとことん忠実に守り、必ず自分で持っていくようにしていました。
おかげで、検査の方や技師さんと仲良くなり、無理言って検査の順番変えてもらったりもしましたね。
で、その時の経験が染みついているので、人間関係を構築する意味でも、産業医活動に対する本気度(すぐに解決策wを学び、事業場に役立てたい!)を伝える意味でも、訪問する事にしました。
ここ最近の産業医活動をする中で迷った事(法令の解釈、巡視で迷った事など)を全部教えていただけました。
図々しくも「月に1回は必ず通いますよ」と心の中で約束も交わしました。
臨床医をしていた時は教科書では学べないことを先輩ドクターからたくさん学べましたが、ひとりで(眠れぬ夜に枕を濡らしながら)産業医活動をしていると、教科書や文献では解決できないことばかり。
法令ではこうだけど、実務レベルではこうな~~んてこともちっともわからないので、とても勉強になりました。
今回学んだことを、さっそく顧問先に生かし、少しでも役立てればと思っています。
僕と同じように、ひとりで悩んでいる先生!!
具体的な情報(こういう環境で、こんな作業していて、測定値はこれくらいで・・・)をもって、さんぽセンターに行ってみてください!!
おすすめです。
悶々産業医 杉浦